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プロフェッショナル。

昨日、島に来て、一番の暴風が吹き荒れた。
とても釣りには出られない。

そんななか、こんな日に限って、突然仕事でヘリに乗ることとなった。

ヘリポートでヘリを待つ。 無線で「北風12m」 と連絡が入る。 木々は真横を向いている。

ほんとに来れるのか?

爆風の音に混じり、遠くからヘリの音が近づいてくる。 ほんとに来た。 この爆風の中。

空からユラユラヘリが降りてくる。風に煽られている。
ふわっと着陸し、オレンジの隊員が飛び出てきて、僕らを速やかにヘリへ誘導。
ガッチリシートベルトを締められ、ヘッドホンセットを着けられ、すぐ離陸。
オレンジの隊員たちには椅子は無く、カラフルな命綱を腰に装着し、床に座る。
ユラユラしながら垂直離陸。

「風が強いな。航路を変更しよう。」 ヘッドホンから機長の声が響く。

この瞬間思った。

僕の、いや、この小さな箱に乗っている8人の命は、この人に100%ゆだねられている。 

シートにガッチリ固定された僕は、もはやどんなことがあろうと、自分の生き死にを選べない。
飛行機にはよく乗るが、この緊張感、運命共同体のような感覚は、初めて感じた。

しかし機長の操縦は素晴らしく、上空では見事に安定し、目的地を目指しかっ飛んでいく。
途中、いつも航空写真で見慣れた、三島、佐多岬、開聞、指宿が眼下に広がる。
ついつい潮目や、サラシをチェックしてしまう。
余りの天気の悪さに、どの一級磯も、一人も乗っていない。

ヘリの爆音でボーっとなり、浮遊感もあり、現実と写真の入り混じったような、不思議な感覚になる。


「あと五分で目的地!!」 ヘッドセットの機長の声に、現実を取り戻す。


あっという間に本土のヘリポートに着陸。

僕らを降ろし、機長は涼しい顔で親指を立て、また爆風の大空に飛び立った。


プロフェッショナルだな、と思った。
人の命を守るため、文字通り日々自分達の命を賭けている。

島への帰りは、高速船。 いままで体験したことの無い、高波の中を爆走する高速船。
たまに波にぶつかると、「ドーン!!」と音がして、波しぶきが船を越える。
ふっ、と宙に浮いたり、ガクンと沈んだりを繰り返し、窓の外は白波が走っている。

でも乗客達は、まったりしている。島人にとっては、たいして珍しくない大時化なのかもしれない。

この船長も、プロフェッショナルだな、と思った。 乗客全員の命を預かっている。
大波を食らったら、ひとたまりも無い。

半日で、プロフェッショナルということについて、いろいろ考えさせられた。
ぼくも彼らに負けないように頑張ろう。


翌朝までずっと爆風・大雨続き。 なんて天気だ。 

島内放送で目を覚ます。暴風警報発令中だ。 通行止めもあるようだ。
外を見て、顎が外れそうになった。
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普通、室外機って、風じゃ倒れないでしょ??? 愛車に刺さってるし・・・・

台風シーズンが思いやられる・・・


はやく落ち着いて、釣りに行きたい。
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by hokkyoku2 | 2009-05-28 10:29 | 生活

Carl Zeiss

小さな頃、父は大きな一眼レフを持っていた。

「このレンズはCarl Zeissといって、すごくきれいに撮れるんだ。」
小学生のぼくは、写真を見ても、違いが分かるはずも無かったが、なぜかその台詞だけはずっと記憶に残っていた。

大学生になり、国産のコンパクトカメラを買った。 それなりに綺麗に写ったし、何の不満も無かったが、
いつの間にか無くしてしまった。

買い替えのため、いろいろ調べるうちに、懐かしいCarl Zeissのレンズをもった京セラのコンパクトカメラを
見つけた。 ほかの3倍くらい高かったが、カタログの写真が印象に残り、アルバイトをして、購入した。

現像して、びっくりした。 

まえのカメラとは、明らかに違った表現をしていた。
ほんとにしょうもない、猫や海、友達なんかのスナップだったが、不思議な光を放っていた。

寒い海で撮った写真は、そのときのひんやりとした冷たい空気、冷たい青空のにおいを放っていた。

暖かなリビングでとった猫の写真は、ストーブのモワッとした熱気を含んでいた。

レンズって、すごいなと思い、たくさん撮った。

しかしその後デジカメが主流となり、ぼくも安価なデジカメを使うようになり、そういった写真への気持ちも
忘れていった。フィルムの頃は、一枚一枚現像代もかかるし、一生懸命撮ってた気がするが、デジカメになってなにも考えずシャッターを押しまくって、消していくという撮り方が当たり前になっていた。
ある日、sonyのZeiss搭載のデジカメを期待して買ったが、昔のフィルムの写真に比べようも無い、普通の写真でガッカリした。


2年前、デジタル一眼レフを買い、また綺麗な写真が撮れる様になり、楽しくなった。

あるときネットで、Zeissのレンズが僕の一眼レフにも付けられることが分かった。
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「Zeiss」 心がグラッと揺れた。
でも、カメラ本体くらいの値段がする。 さすがに躊躇した。今のレンズもそれなりにちゃんと撮れてるし。

最も欲しいものの一つである、ソルティガ4500とガチンコ対決価格。

しかし、物欲とは恐ろしいもので、毎日毎日心の中で、Zeissが大きくなる。
「Zeiss」 ネット検索の日々が続く。心を揺さぶる素晴らしい写真達が踊っている。

どんどん自分を正当化するセリフが心を支配する。
「娘の成長は、最高の被写体だよね」
「今しか撮れないよね。」
「一生ものだし、そう考えたら高くないよね。」
「カメラ変えても使えるしね。」
「ソルティガは家族と楽しめないもんね。」

とうとう、価格comの、核ボタンを押してしまっていた・・・・・


到着したレンズは、アルミ削りだしの、ひんやりした、ものすごく重い工芸品だった。
レンズフードもアルミで、装着すると、まるで精密機器を組み立てたような、「カキン!」と音がする。

MFなので慣れなくて、ピンボケばかりだが、ビシッとあうと、昔感じた「空気感」を閉じ込めた一枚がとれてくる。10ヶ月の娘は1秒も停止してくれないので、撮るのは恐ろしく難しい。


でも、写真をとる喜びを感じた。あたたかな家族の空気を、写真に閉じ込めてくれるZeiss。

自己満足の、小さな小さな世界だが、家族の笑顔、娘の成長、島の生活を少しずつ撮りためていこう。

きっといつか、このレンズで記録しててよかったと思えるだろう。
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by hokkyoku2 | 2009-05-26 10:31 | 生活

仲間

先週一週間、うちの職場に福岡から若者2人が研修にやってきた。

まあ、研修といっても、一週間目一杯島をエンジョイしてもらいたい。

月曜日:歓迎飲み会
火曜日:サーフィン、イカ釣り
水曜日:素もぐり、サーフィン、バーベキュー
木曜日:サーフィン
金曜日:素もぐり、ビアガーデン
土曜日:カヤック、飲み会、イカ釣り

イカ釣りをしてみたい、という彼等と初めて、ヤエンをしてみた。

ヤエンが得意な同僚に手ほどきを受けながら、アジを放り込む。

しばらくすると、ジーーーーー!! とドラグがなる。 なるほどこれは面白い。

しかしリールを巻くと、数秒でアジを離して逃げられてしまう。
魚影は濃く、計10回ほど当たりがあったが、すべてバラシ・・・。

隣りでエギンガーが3kg程のアオリを上げていた。
当たりは断然アジが多いが、すべてバラシは無念すぎた。

「次は絶対イカを捕まえましょう。」 と、硬く握手を交し、遊び尽くしてクタクタになって、彼らは帰っていった。


イカは釣れなかったが、たまには防波堤で、のんびり星を見ながら、くだらない話をしながら
マッタリと魚信を待つのもいいな、と思った。



漆黒の、真夜中の堤防。 そろそろトカラは開幕だ。 

残念ながら今年は、欠席だ。

この島で、カッポレを探そう。
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by hokkyoku2 | 2009-05-17 20:28 | 釣り

ナブラ

5月5日 大きな沖堤防に夢を託し、久々の瀬渡し。

爆風、ベイト無、小さなカスミをばらして玉。

5月6日 西の小さな沖堤防に夢を託し、2日連続の瀬渡し。
徹夜組が、朝カッポレらしきボイルと、カンパチ様の回遊を確認したとの熱い情報!!

ベイトはいるが、はい、また玉!!  この海に回遊魚はいないようだ(涙)。

5月8日 いつもベイトだけは沢山いる漁港へ出勤前釣行。
まず湾外のテトラを偵察。爆風で落っこちそうになり、頭から潮をかぶり即撤収。

ベタ凪の湾内は、相変わらずすさまじい数のイワシが平和に泳いでいる。
イワシの近くをずーっと投げ続けるが、平和すぎる。

1時間ほどして、突然、

「ズババババババーーーーー!!!!」 と海面が爆発する。 巨大ナブラだ!!
犯人の姿は見えないが、間歇的にナブラがおきる。海面が泡だらけになる。
ルアーマンがアドレナリン全開になる、この景色。

堤防を走り回る。
一度だけ犯人のでかいボイルがあった。鰺っぽくはない。 大きなスズキか?

しかしあらゆるルアーを投げるがまったく反応は無い。
しまいにはひっかかったイワシを背掛けして放置したが、反応無し(節操無さ過ぎ?)。

じれったい時間が過ぎ、出勤時間となり終了。

ナブラは出るが、ボイルは殆ど無い。 魚のレンジは実は深いのか?
通えばパターンを見つけられそうな気がする。
週末は大潮なのに、残念ながら出張。

また武器を増やして、来週挑んでみよう。 
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by hokkyoku2 | 2009-05-08 11:35 | 釣り

連休

そこそこ釣りには逝っているのだが。 。 。

余りの釣れなさに、upする話さえない。

太平洋は毎日素晴らしい分厚いサラシがあるが、、、ベイト一匹見当たらず、波を被るだけの毎日。
ダツ・カマスの姿も見当たらない。

東シナ海は毎日エメラルドグリーン+コバルトブルーのベタ凪で、竿を出す気も起きない。

しかし今朝偵察した港では、初めてベイト様の姿を発見!! キビナゴ系の小魚がいっぱい
泳いでいる。

でも、でも、彼らは平和にゆっくり過ごしておられます。 怖い敵はいないようです。。

いつか回遊魚たちが、このベイトに気付くはず!! その日まで毎日通うしかない。

余りの暇さに、職場で先日到着した938XXを素振りする始末・・・ 
いつになったら磯GTと会えるだろう?
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by hokkyoku2 | 2009-05-03 17:56 | 釣り